人生を「戦略的にマネジメント」する
"自律的キャリア形成のススメ"

   

〜MSOL×Re+alive トークセッション開催〜

    2020年2月上旬、東京・六本木で就活生を対象としたトークセッション『人生を「戦略的にマネジメント」する"自律的キャリア形成のススメ"』が開催されました。登壇者はリアライブのVice President・鶴野敬文氏とMSOL人財部 部長・上條。ともに国際的キャリアカウンセラー資格「GCDF-Japan キャリアカウンセラー」を保有する2人が、自律的キャリア形成について語り合った2時間を、ギュッと圧縮してレポートします。
株式会社 リアライブ
Vice President
鶴野 敬文氏


株式会社マネジメントソリューションズ
人財本部 人財部 部長
上條 淳

ジョブトラアカデミーを展開するリアライブがMSOLに注目する理由とは?

左:MSOL上條 右:リアライブ鶴野氏

「日本の就職活動を正常化する」というフィロソフィーのもと"21世紀を代表する採用支援会社を創る"べく2012年に設立されたのがリアライブ。その立ち上げメンバーである鶴野敬文氏は冒頭、同社が展開するジョブトラアカデミーについて説明しました。

鶴野氏:私たちがリアライブを立ち上げる時に経営理念として掲げたのは「入社3年後のミスマッチをなくす」でした。単に就活スキルを高めるだけ、という手前視点のサービスは世の中にたくさんありますけれども、どんなに就活スキルを高めたとしても、イキイキ・ワクワク働けない環境に身を置いてしまったら、結局は成長の実感を味わうことなく、3年未満で辞める一因になる。そういう若者が急速に増えている現状をどうにかして変えたかったのです。今日もここにたくさんの就活生の皆さんが集まってくれましたが、皆さんのような若者にぜひとも豊かな人生を歩んでほしいと願って創り上げたサービスがジョブトラアカデミーです。


鶴野氏はこう語りながら、ジョブトラアカデミーが基礎とする「就活に絶対必要な3大要素」をスライドを用いて解説。「様々な価値観・キャリアを知り視野を広げる」「客観的に自分のチカラを知って伸ばす」「内定を取るための戦術を知る」という3大要素を鍛えていく場としてジョブトラアカデミーを展開しているのだと語りました。

鶴野氏:今日のイベントにも、この3大要素につながるお話をしていただけるかたに来ていただきました。「自律的キャリア形成」を社内外に発信し続けているマネジメントソリューションズ(以下、MSOL:エムソル)で人財部 部長をなさっている上條さんです。MSOLは様々なグローバルカンパニーや成長企業とパートナーシップを結びながら、そうした企業にとって重要なプロジェクトのマネジメントを担っていくという「PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)ソリューション」をコア事業にして成長してきた会社。昨年、東証一部に上場も果たしたこのMSOLで、独自の採用・育成方針を貫いているのが上條さんなのですが、私と同様、キャリアカウンセラーとして活動した経緯もお持ちですし、著書『コンサルタントになれる人、なれない人』等でも、非常に共感できるメッセージを投げかけているかたです。ですから、今日はこのかたに10の質問をしていきながら、会場の皆さんにも「自律的キャリア形成」とは何なのか、およびそのメリットについて知っていただこうと思います。

本レポートでは、この10の質問の中からいくつか選択してご紹介します。

仕事は好きですか?それはなぜ?

鶴野氏:突然ですが、とても重要なことだと思うのであえて聞きます、上條さんは仕事が好きですか?

上條:好きか嫌いかは重要なモノサシの1つですよね。そして私の答えは「好き」です。ただし、いつも仕事を「楽しい」と感じているわけではありません。むしろ「楽しくない」と感じている時間のほうが長いかもしれない(笑)。それでも「好き」と言えるのは、「楽しい」と感じられる時間がどんなに短くても、それが「とてつもなく楽しい」からです。

鶴野氏:私も仕事が好きなのですが、考え方は上條さんとよく似ています。自分が成長できていると実感できたり、顧客から選ばれる経験を積んでくると、仮に楽しくない時間が訪れても、その仕事を好きでいられる、ということですよね。ではさらに突っ込んで「仕事が好きな理由」を教えてください。

上條:それがなかなかの難問なんですよね。私は若い時期に営業の仕事がしたくて大手の設備メーカーに入り、そこで営業職に就いたんです。当初は本当に楽しくて、仕事が好きでしょうがなかったのですが、5年も続けていると徐々にルーティーンの繰り返しをしている感覚になり、ストレートに言ってしまえば「飽きて」しまいました。そんな心境の時にたまたま出会ったのが、村上龍さんの著書『13歳のハローワーク』です。


500を超える職業が紹介されていく形式の『13歳のハローワーク』は、2003年に発売されるとたちまちベストセラーとなり、その後ドラマやゲームソフトにまでなった作品。上條はこの本を通じてキャリアカウンセラーという仕事の存在を知り、将来的にキャリアマネジメントに携わる仕事に就きたいと考えるようになったと話し、その夢に少しずつ近づけている実感が「なぜ仕事が好きなのか」への答えだと語る。

鶴野氏:とっても有名な本の名前が出ましたね。会場で読んだことがある人は?(1〜2名だけが挙手) では、書名だけなら知っているという人は?(ほぼ全員が挙手)

上條:興味が沸いたかたは読んでみてください。いろいろ考えるところがあると思いますよ。ともあれ、私は今のような仕事に少しずつ近づいていき、40歳を超えたころから、ようやく「自分はこの仕事が好きなんだ」という気持ちが固まってきた感があります。若い皆さんも、就職してすぐに「こういう理由があるから自分は仕事が好きなんだ」と言い切れるようになる必要はないと思っています。

鶴野氏:それって上條さんの持論ですよね? 実は私、上條さんのコラムを以前Webで拝読して、すごく共感をしたんですよ。今日はそれを抜粋してきたのでスライドで皆さんにも共有します。


会場に映し出された上條のコラムの一節は以下のような内容。 --「将来の夢」や「やりたいこと」が明確である必要はまったくありません。5年後のキャリアくらいは想像がつくかもしれませんが、20年後30年後のキャリアなんて想像しようがありません。どんな世界になっているかわからないですし。しかしなんとなくでもいいので、ある程度方向性というか進んでみたい方角が見えていないと、その場限りの場当たり的なキャリア形成になります。「逃げの転職」とあまり変わりません。自己分析によりある程度自分のキャリアの創り方の方向性を決め、しっかりとキャリアを創っていってください。それにはやりたい仕事ばかり選んでやっていたのではだめです。--

やりたいことや将来の夢は明確でなくても良い?

鶴野氏:上條さんの答えはもちろん「明確じゃなくても良い」ですよね(笑)

上條:そう、先ほど紹介してくださったコラムに書いた通りです。私は「やりたいことを探しながら生きていくことこそが人生」とさえ思っています。もちろん人生の早い時期から「やりたいこと」「夢」が定まっていて、その目標に向かってまっしぐらに歩む人もいますが、それって例えば野球のイチローさんとかサッカーの本田圭佑さんのような人たちに限られると思うわけです。世の中の大半の人は「見つからない」「見つかっていたけれど挫折した」だと思うし、それでいいと私は考えます。

鶴野氏:「一生、社会分析」「一生、人間修行」という感じですかね?

上條:私はそういう方が楽しいと感じますね。ただ、そうは言っても「なんとなく曖昧でもいいから、ある程度の方向性」だけは見つけていかないと、どこに向かって探しに行けばいいのかさえわかりません。これもやっぱりコラムに書いた通りです。

鶴野氏: 実はその「なんとなくの方角」さえ見つかっていない就活生が、非常に多かったりするわけですので、そういう若者にメッセージをください。

上條:私がそういう状況のかたによく話すのは、「今の自分」を形づくっている価値観につながる体験についてです。どんなに若いかたであっても、必ずそういう体験があるはずなので、過去の経験をふり返りながら見つけ出してほしいです。「もしかしたら、これかなあ」と思えるものが2つ3つ出てきたら、そこに共通点がないか考えてみる。そういうプロセスを経た上で、それでもよくわからない、というのであればリアライブさんのように耳を傾けてくれる人たちがいる場を活用して相談するのが良いと思います。

鶴野氏:良いですね。それならば誰にでも試すことができます。ちなみに私も上條さんがくれたアドバイスのような作業を、学生時代にやったことがありました。バイトを通じた自分の価値観の棚卸しとでも言えばいいでしょうか。

上條:そう、そういうアプローチがとってもわかりやすいと思います。

鶴野氏:山のようにたくさんのバイトをしていた私ですが、特に楽しかったのは家庭教師と少年サッカーチームのコーチ。一方、牛丼屋さんの店員や土木工事のアルバイトをした時はイヤでイヤでしょうがなかったんです。そういう経験を並べてみて考えた結果、「自由度が高くて、やるべき仕事を自分で考えながら進められるもの」を自分は楽しく感じるんだと気づいたわけです。もちろん「牛丼屋さんのようにしっかりとしたマニュアルがあって、その通りにこなしていくことで成果が上がる仕事のほうが楽しい」という人もいるはずだとは思うけれども、自分はそういう仕事はしたくない。そのかわり、自分で考え、納得できる仕事でならば頑張れるワガママ人材なんだ(笑)とわかった結果、リクルートに入社したわけです(笑)。

上條:いいじゃないですか(笑)。実に説得力があります。

鶴野氏:「価値観」なんて言葉を前にすると、なにか難しい考え方をしなければいけないように感じがちですが、例えば私が実行したような好き嫌いをベースに「価値観」というものを自分の中で腹落ちするように言語化していけば良い、ということですよね。

上條:もう1つポイントを言うのであれば、「好きなこと」と「得意なこと」は必ずしも合致するとは限らないという点ですね。

鶴野氏:わかります。家庭教師やサッカーのコーチをやるのは「好き」でしたけれども、それを将来の仕事にしようとしたのではなく、そこにあった自分の「得意なこと」に私も着目しました。ドラッカーさんが言っているように「強みを見つけて伸ばす」ということですね。

上條:慶應義塾大学のSFC研究所キャリア・リソース・ラボラトリーで上席所員をされている高橋俊介さんが以前おっしゃっていたのが「好きなことを仕事になんかしなくていい。得意なことを仕事にするべき」でした。

「やりたくない仕事をやり抜くこと」の価値

鶴野氏:ここでまた上條さんのコラムを引用させてもらいたいんですが、「やりたくない仕事は、やりたい仕事と同等かそれ以上のパワーでやらないといけない」と書いていましたよね? 「なぜなら、やりたくない仕事をおろそかにしている人間には成果が出せないし、成果を出せない部下に上司はやりたい仕事を任せたりはしない」という理由にもの凄く説得力がありました。

上條:またスポーツを引き合いに出してしまいますが、野球選手だったら誰だってホームランを打ちたいもの。でも、日々の練習でランニングや素振りやキャッチボールをするのは決して面白くはない。じゃあ、そういう理由で練習をサボっている選手が、大事な場面でホームランを打てるかというと絶対に打てないし、そもそも監督は打席に立たせてくれませんよね。私が伝えたかったのはそういう話です。

鶴野氏:どんな仕事にだってプロセスはある。プロセスの中には楽しくないものもたくさんある。そのめんどくさいプロセスを「やりたくない仕事」だといって拒否していたら、永遠に「やりたい仕事」にはたどりつけない、ということですよね。実際、MSOLが行っているPMOのコンサルティングにも様々なプロセスがあり、華々しい局面もあれば、地味で誰もやりたがらない局面もありますよね?

上條:会場の就活生の皆さんにもわかりやすい例を挙げれば、議事録というプロセスがコンサルティングにはつきものです。まあ、この作業ほどつまらないものもありません(笑)。経験のあるかたなら共感してくれると思いますが、議事録というのは、会議で議論された内容を記録してまとめていく地道な作業です。刺激的な要素もなく、ただただ時間ばかりがかかる作業。しかもそれを上司に見せて、修正を加えて、なんてことをしていると2時間の会議の議事録作成に10時間以上かかったりするわけです。でも、この議事録をきちんと残していくことで、そのプロジェクトの問題点が明らかになったり、何かトラブルが起きた時に振り返る目安になったりもする。つまり、たしかにつまらなくてしんどい仕事だけれども、間違いなく意味や意義のある仕事だということがわかれば、気持ちにも変化は起きます。

鶴野氏:面白いかつまらないか、やりたいかやりたくないか、という尺度で決めつけるのではなく、その仕事にどんな意味があるのかを考える。そうして「意味があるんだ」とわかってその仕事に臨む人と、「とにかくめんどくさい」とだけ思って臨む人とでは、アウトプットに明白な違いが出たりしますよね。

上條:間違いなく出ますね。しかも、数年経った時、如実に成長度の違いとしても現れます。リアライブさんのジョブトラアカデミー運営という仕事にも似たような場面はあるんじゃないですか?

鶴野氏:当社は数多くのイベントを開催しますし、常に学生の皆さんに電話で連絡をとったり、確認をしたりします。上條さんのところで言う議事録と同様、地味で繰り返しやらなければいけない仕事です。例えば先日、とある業界についてのセミナーイベントをお知らせする電話で、学生のかたから「私は広告業界志望なので今回は結構です」と言われた若いメンバーが、すぐに電話を切るのではなく「良かったら、なぜ広告志望なのか教えてもらえませんか」と、さりげなく質問をしてくれるのを見て嬉しくなったんですよ。つまり、次々に学生に電話してイベントへの参加を促していると、時には「これってテレアポじゃないか。めんどくさいな単純作業で」と思いがちですけれども、実は「学生の生の声を聞ける貴重な機会」であることをちゃんとわかってくれていたわけです。

上條:すごく共感します。実はどんなに「人がやりたがらない仕事」であっても、そこにはちゃんと意味や意義がある。そこに気づいて、面倒でもやりがいを持って挑んでくれているメンバーを見つけたら、上司ならば「チャンスを与えたら責任感と主体性を持ってパフォーマンスしてくれる」と感じますよね。実際、単純な電話連絡をあなどったりせずにきちんとコミュニケーションをしてきた若手は、コンサルティングの現場でも劇的に成長しますよ。

会社の安定=自身のキャリアの安定なの?

鶴野氏:次はマイナビが毎年実施している調査の結果を見ていただきたいと思います。2001年卒の就活生から始まり「どんな会社で働きたいか」という質問に答えてもらった結果の推移なのですが、常にナンバーワンを独走していた答えが「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」でした。ところが、2020年卒、つまりこの4月から働く学生の代でナンバーワンが初めて入れ替わりました。新ナンバーワンは4割以上の学生が返答した「安定した会社」なんです。さて上條さん、この結果をどう受け止めます?

上條:断言しますが「安定した会社」などというものは世の中に存在しません(笑)。例えば20数年前を思い出すと、日本のエレクトロニクス業界は世界市場を席巻していました。某電機メーカーA社、B社、C社、D社、E社......どれも皆、「安定した成長企業」として認知され、入社を希望する学生も多数いたわけですが、20年後の今どうでしょう? E社はブランドは残りましたが経営破綻していますし、D社に至っては跡形もなくなりました。B社やC社が経営の立て直しに苦慮していることは学生の皆さんもよくご存知のはずです。こうした現象は何も家電業界に限ったことではありません。

鶴野氏:そうですよね。会社という存在にも寿命はありますし、どの会社がどれだけの期間「安定」した経営ができるのかを容易く見通せることなど、ますます困難になっている、というのが現実。にもかかわらず、学生の意識は「安定」へと流れてしまっている。リアライブとしても、こうした兆候には警鐘を鳴らし、主張をしているんです。今日ここまでにお話をしてきたように、自分のことをよく理解していないまま就活をしている学生は非常に多いですし、表面的な会社理解や仕事理解のまま就職をして、ろくに成果を上げないまま3年以内に退職する若者がどんどん増えている。このままでは絶対にいけない、と強く感じてそもそもリアライブを立ち上げたわけですし。

上條:当社もついに一部上場企業になりましたが(2019年10月に一部上場)、行っている事業がBtoBということもあり、どんなに実績を上げて成長しても学生の皆さんにとっては無名なベンチャーであり続けました。人財部 部長を務める私としても、例えば内定をお出しした候補者に「有名な●●社に受かったので内定を辞退します」と言われたり、「私としてはMSOLに入りたいのですが親に猛反対されて」と言われたり、悔しい経験をずっと続けてきたので、鶴野さんのような理念をお持ちのところに採用をお手伝いしていただこうと決めた経緯もあります。これは新卒採用だけの話ではないんです。中途入社が決まっていたかたからも「嫁に反対されたので」と聞かされる経験もしました。ちなみに鶴野さんはご存知でしょうけれども、こうした現象を人材採用領域では「嫁ブロック」と呼んでいます(笑)。それくらい、世のベンチャー企業の多くが同じ悔しさを共有しているんです。

鶴野氏:もちろん家族の意見も大切です。ですが、どこで働くか、どう働くかというのは、自分の人生のテーマ。しっかりと自分自身の意志で決めるべきですね。

上條:親や嫁の意見にも耳を傾け、それも含めて自分の人生と向き合って考え、それでも例えば反対を押し切ってベンチャーで働こうというのであれば、大切な家族を説得できるくらいの思いや考えがなければいけない。そこまで考え抜いた結果の結論ならば、私たちとしても納得ができるのですけれどもね......。

「キャリア」とは?

上條:私にとって「キャリア」は「人生」そのものです。昔はよく「キャリア組」とか「キャリアウーマン」などという言葉が頻繁に使われ、そこでいう「キャリア」はイコール「仕事」のことを指していたわけですが、どう生きていこうとそこには必ずキャリアというものがある。例えば会社を辞めて専業主婦として生きていった女性にも、しっかりとキャリアは形成されていくわけです。何をしていようと、例えば子どもに「何のために働いているの?」と問われたらどう答えるか。その答えには「どう生きたいと思っているか」が込められているべきですし、そこにキャリアという存在があるのだと考えます。

 

鶴野氏:私は27〜28歳の時に、とことんキャリアについて考えたことがあります。そうしてたどり着いた2つの結論が、「(1)人材ビジネス業界の中で、本質的な価値を発信・創造し続ける人材であり続ける、(2)「生涯現役であり続ける」です。「老害」にならないように気を付けないといけないですが!(笑)。

 

上條:その結論、私も同感です。就活生の皆さんに向けて言いたいのは、とにかく自分の価値観を見つけることからキャリアとのつき合いを始めてほしいということ。キャリアは会社や世の中が創ってくれるものではありませんし、本人が納得できない仕事を続けていてもキャリアなんて見えてきません。だからこその「自律的キャリア形成」。最初にお話をした通り最初から自分の向かうべき方角が100%把握できる人なんていません。むしろ自己の価値観を探り、自律的なキャリア形成にチャレンジしていく過程で、例えば「どこで働きたいのか」「どういう働き方をして、どんな結果を出したいのか」が少しずつ見えてくる。会社の側の価値観を見極める力もついてきますから、そうして自分に合う環境を見つけることができたなら長続きする関係を築いていけるはずだと思っています。


休憩も挟まずに2時間近く続いた両者の高密度な対話の後、来場者との質疑応答がスタート。以下のように、リアルで突っ込んだ質問が続出しました。


「企業の人事担当者は自社の良い事ばかりを発信しますし、反面ネットには企業のネガティブな情報ばかりが並んでいたりします。そんな中で、どうすれば本当に自分の価値観に合う会社かどうか見極められるでしょうか?」

「自分は最終的にコンサルタントの仕事に就きたいのですが、いきなり新卒で入っても何も予備知識がありません。やはりIT企業などに先に入って、そこで武器となるスキルや知識を獲得した方が良いのでしょうか?」


「ベンチャー企業に興味はあるのですが、大手企業と違い個々の人間でやるべきことというのがベンチャーには多いようで、セルフコントロールができないまま流されてしまうのではないか、という気がします。なのに、あたかも『それこそが成長なんだ』と置き換えているベンチャーが多くないでしょうか?」


「今日、お話を聞けたおかげで、自分の価値観を見極めながらも、会社側の価値観もしっかり見つめる必要があることはわかりました。ただ企業が発信している経営理念を見ていると、どこも似たような言葉で表現している気もしているんです。そういう風に見分けがつかない場合、例えばどういうところを見れば、その会社の価値観がわかるのでしょうか?」


それぞれの質問に対する鶴野氏、上條の返答について詳しく聞きたければ、ぜひリアライブ、MSOLにアクションを起こしてみてください。本レポートで紹介しきれなかったイベント内容の他の要素についても喜んでお応えします。
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