PMOとは

PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)は、『マネジメントの力』を用いてその思いを成果につなげる専門組織です。プロジェクトを成功させるPMOの役割についてご紹介します。

人が何かを成し遂げたい思いをもって集まった時、そこにプロジェクトが生まれます。PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)は、『マネジメントの力』を用いてその思いを成果につなげる専門組織です。例えるなら、同じ思いを抱いた同志が乗り込んだ船を無事に目的地まで案内する水先案内人のような存在です。

PMOとは何をする組織なのか?

PMOは、プロジェクト・マネジメントというノウハウを用いて、以下のような活動を行います。

  • 現場で起こっている状況を『見える化』
  • 現場のプロフェッショナル達が100%の力を発揮できる環境を整える
  • プロフェッショナル達の個々の成果をプロジェクトの成功につなげる

このような側面から、PMOは、プロジェクトの潤滑油として組織と組織、人と人とをつなぎコミュニケーションのハブとして、円滑な組織運営を担う存在ともいえます。

あなたも、PMOだったかも

プロジェクトの目的や思いは千差万別、100プロジェクトあれば、100通りのPMOの形があります。企業活動だけでなく、学校行事やスポーツイベント、地域活動やサークル活動など、気が付いていないかもしれないけど、ありとあらゆる場面においてプロジェクトマネジメントを主導するPMOは必要とされています。つまり、人が集まって思いを具現化しようとする時、そこには、必ずPMOがいるのです。

例えば、次のような状況の中で、取りまとめ役や推進役となった経験はないでしょうか?

  • 学校クラス代表やサークルの運営係として思いの違うメンバーをまとめきれなかった
  • 同じ目的で集まった仲間のはずなのに、内部で進め方についてもめてしまう
  • 仲間全員が一生懸命努力しているのに、なかなか成果に結びつかない
  • さんざん議論を重ねた結果が、鶴の一声でひっくり返ってしまった
  • 状況がよく理解できていなかったために、間違った意思決定をして悔しい思いをした

そうです、そのような経験をした皆さんはすでにPMOを経験しているかもしれないのです。PMOは、このような状況を起こさないように専門的な『マネジメントの力』で組織を束ねてプロジェクトを成功に導く、そういうプロフェッショナル集団なのです。

プロフェッショナルとしてのPMO

それでは、プロジェクトを成功に導くためのプロフェッショナルとしてのPMOとはどのような存在なのでしょうか?それは、プロジェクトマネジメントの『伴走者』として、『組織を成功に向けて動かしていく』ことのできる専門スキルをもったPMOだと言えます。組織が抱える『変われない』・『動けない』といった問題をあぶりだし、プロジェクトや組織をあるべき姿に向けて動かす『実行力』をもった存在であるべきと考えます。『組織』と『組織』、『人』と『人』を繋ぎながら、組織の壁を打ち破り、かつ、組織の力を束ねて『成果』を出させる存在がプロフェッショナルとしてのPMOなのです。

PMOの型

以上のように、PMOはプロジェクトを成功に導くプロフェッショナルです。では、PMOはどのような形でプロジェクトを支えるのでしょうか。プロジェクトには様々なものがあります。大きさや形、そのレイヤー(経営から現場まで)、業界も多種多様です。プロジェクトには決まった形や領域が無いのが現実です。とはいえ、「PMOが入る型」はおおよそ決まっています。どんなプロジェクトでもPMOがやることにはそんなに大きな違いはないのです。

では、そのプロジェクトのケースをいくつか挙げて「PMOが入る型」をご紹介しましょう。以下にPMOの三つの典型的なケース(事例)を解説します。

システム導入プロジェクト

システム導入においては、プロジェクトのオーナー(発注者)、プロジェクトを請け負うベンダー(一次受注者)、システムを開発する情報システム会社(二次受注者)のように、三社もしくは四社のプロジェクト体制があり得ます。そしてPMOはその発注者や受注者である三社もしくは四社のどことでも契約する可能性があり、どこへでも実行支援をするのです。

ケース①「システム導入プロジェクト」のイメージ

新規事業開発プロジェクト

このケースでは、新規事業開発プロジェクトの責任者がPMを任されることが多くあります。そのPMは役員あるいは事業部長クラスで、その下にはプロジェクトメンバーとして、事業部、営業部、開発部等々多くの部門が加わります。PMOはプロジェクトマネージャーの実行支援をしつつ、各部門と連携しそれぞれの利害関係を調整します。

ケース②「新規事業開発プロジェクト」

組織改革プロジェクト

組織改革のような経営直轄のプロジェクトではまず、プロジェクトリーダーである役員かあるいは事業本部長クラスへPMOとして入ります。さらにプロジェクトに関わる複数の各部門の事業部長クラス(プロジェクトリーダー)へPMOとして入ります。PMOは上位レイヤーと現場レイヤーと(ときには)併存し、PMO同士が連携しながらプロジェクト全体の整合性を取り、成果へ繋げます。

ケース③「組織改革プロジェクト」

以上三つは典型的なPMOの型です。これ以外にも様々なPMOの型がありますが、PMOのメンバーの役割はどこのPMOでも大きくは変わりません。言い換えれば、PMOはどこへ行っても活躍できます。世界からアジア、そして日本。経済社会から個人の生活まで。どこへ行ってもどこのステージでも、そこにプロジェクトがあるかぎりPMOの力は発揮できるのです。

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