キャリアを自ら創っていく、「自律的キャリア」とは

本キャリアストーリーのシリーズでは、年齢もバックグラウンドも異なる社員が、それぞれの「キャリア」について語ります。シリーズ第1回目として、人財部の赤塚が、まずMSOLが考える「自律的キャリアとは?」についてお話します。

人財本部 赤塚里絵

MSOLが考える自律的キャリアとは

「キャリア」とは、その語源は馬車が通ったあとに残る車輪の跡・轍のことだと言われており、人が歩んできた道の跡に残るもの、すなわち過去から将来に向かって連なる人生そのものを意味します。MSOLでは、自律的キャリアのことを「自分自身の立てた規範に従い、自分の意志によって自分の人生を描き、実現していくこと」と定義しています。

平たく言うと「自分らしい人生を歩む」ということになりますが、これは簡単な事ではありません。心理学者のカール・ロジャースによると、人は社会の中で生きていくうちに、「周囲の期待に応えたい」「この社会から取り残されたくない」という思いから、いつの間にか自分でも気づかないうちに「周囲の期待に沿って物事を判断・行動する」という方向に向かってしまうと言います。そのため、自分はどうありたいのか?何を大切にしたいのか?を問い続ける、そしてそこから見出した自らの価値観やありたい姿、パーパス、ミッションといったものを心に灯し続ける、そういった姿勢が非常に重要になります。このようにして「常に自分自身であり続ける」ことこそが、自律的にキャリアを歩んでいる姿であると私たちは考えます。

なぜMSOLが自律的キャリアを重視しているのか

先述の、自律的キャリアに関する「自分自身の立てた規範に従い、自分の意志によって自分の人生を描き、実現していくこと」という定義は、MSOLにおける組織作りの原理・原則を示した社内憲章において記述されている内容です。弊社にとって「自律的キャリア」はそれほど大事な概念です。

MSOLは、マネジメントの力でお客様組織の課題解決や変革を実行支援することを生業としています。私自身も7年間MSOLのPMOとしてお客様組織のマネジメント支援に携わってきましたが、私たちが提供する価値の源泉となっているものは、マネジメントスキルだけではないと感じています。それは、"誰よりも「このプロジェクトを成功させたい」「この組織の価値を向上させたい」と思う強い当事者意識"、"主体性を持って未来志向でプロジェクトや組織に向き合う姿勢"です。そして、こういった意識や姿勢の基となるのは、どのような局面であっても常に「自分はどうありたいか」「何を大切にしたいのか」を追求し続け、自らの人生を主体的に歩く「あり方」だと思います。ドラッカーは著書『マネジメント』において、マネージャに必要な資質は"Integrity(インテグリティ)"であると記しています。Integrityというのは真摯さ、誠実さ、一貫性などと訳されますが、自分はこの仕事にどう向き合うか、自分どうありたいのか、それを追求し続けるあり方がまさにIntegrityの体現につながり、自律した「マネジメントのプロフェッショナル」への成長を促すのです。これらのことが、自律的キャリアがMSOLにとっての価値観でありカルチャーでもある理由となっています。

自律的キャリアの形はひとりひとり異なり、正解はありません。それぞれの価値観を大切にしながら歩んでいけば良いのです。このキャリアストーリーでは、様々な価値観を持った社員がどのように自律的キャリアを創っているか、その「リアル」をお届けします。

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