新規事業の事業戦略・アクションプラン(行動計画)策定プロジェクト

あるお客様は、激変するグローバルマーケットにおいて、業界トップに返り咲くことを目指し、新規事業の開発、および戦略・行動計画の立案を行っておりました。MSOLは検討プロジェクトに参画し、事業戦略・アクションプランの立案支援を実施しました。

プロジェクト概要と参加メンバー

業種
製造業
期間
1年半
プロジェクト規模
約20人
MSOLの役割
事業戦略、アクションプラン策定支援
  • のイメージ
    高橋 清貴アカウントマネージャー(マネジメントコンサルティングに従事)
    2013年キャリア入社

プロジェクトの経緯

お客様は、新規事業の開発や戦略・実行計画の立案のノウハウが無い状態だった。

プロジェクト発足の経緯は、既存事業のマーケットシェアを新興国に大きく奪われ続けていた状況の中、大きな案件の失敗により収支が著しく悪化したことがきっかけでした。そのような環境の中で既存事業を立て直すことは簡単なことではありません。そこでお客様は、トップランナーとなった新興国に対して正面から攻め込むのではなく、側面やニッチな事業を作り育てることを選択されました。

しかしながら、新規事業を検討するためのノウハウを持っていないメンバーが中心となっていたため、自分たちのわかる範囲で短期的な視点の議論を繰り返していました。

シンプルかつ納得感のある戦略立案プログラムに基づく検討推進。

プロジェクトでは、戦略検討に慣れていないメンバーばかりだったため、「すべての社員が誰でも検討経緯を理解でき、簡単に説明できるような戦略を作成すること」を主眼においた、シンプルな戦略立案プログラムを提案しました。

また、事業に対して自信を失いかけていたことも考慮し、「自分たちの強みに気づくこと」を重視。具体的には、企業内部の経営資源に注目して経営戦略を立案する「リソース・ベースドビュー」の考え方に基づいて作成し、シンプルなステップを実施することで、新規ビジネスコンセプトの着想から実行計画策定までが行えるようにしました。

もちろん、新規事業の開発を検討は手順をこなせばできるものではなく、既存事業の制約や固定概念にとらわれない着想が重要となります。実際にメンバーは既存事業の責任者でもあったため、考え方が凝り固まっていました。そこで、「誰のアイデアも否定しない」というルールを徹底した上で、新規事業の種の抽出とその事業性評価の協議に時間をかけて取り組み、本当にやるべきことだけを絞り出すことに注力しました。

プロジェクトの流れ

  • STEP01

    シンプルな戦略立案プログラムの作成

    戦略検討に不慣れなメンバー向けに、シンプルな戦略立案プログラムを作成し、プログラムに沿って検討することで誰でも戦略ドラフトを作成できるようにしました

  • STEP02

    事業アイディアの抽出と評価を繰り返す

    お客様に事業環境の情報を収集して、事業の種の抽出と事業性の評価を繰り返し、戦略の柱となる対象事業を絞り込みました。

  • STEP03

    選んだ事業のミッション・ビジョンの検討および評価

    絞りこんだ事業をベースにミッション・ビジョンを検討し、その内容を評価して、本当に自分たちがやりたいことなのか、事業の柱とするべきか協議を繰り返しました。

  • STEP04

    固定概念を取っ払い、事業成長の夢を描く

    一旦採用した事業について、固定概念・制約事項を抜きにしたビジネスコンセプト(ビジネスをどのように成長させるのか夢を描く)を定義しました。

  • STEP05

    事業の実現可能性の検証

    客観的、かつシンプルな外部・内部環境分析を繰り返して、ビジネスコンセプトが本当に現実のものとして実現可能か、確かめ算を行いました。

  • STEP06

    戦略、行動計画の決定

    確かめ算の結果から導きだしたCSF(主要成功要因)から戦略マップとアクションプランを具体的に記載し、戦略とアクションプランを行ったり来たりしながら、内容をブラッシュアップして、自分たちの行動計画を固めました。

事業戦略を検討する場合、往々にして社内政治に左右されてしまいますが、外部のコンサルタントとしての立場を最大限利用しました。具体的には、客観的に問題をとらえて、意図的に空気を読まない発言を行い、社員では引き出せない、本音の意見を引き出すことに注力しました。それが、外部ならではの付加価値として認知され、信頼を得ることにつながったと思います。

プロジェクトの中で苦労したこと

プロジェクトのメンバーは長年、既存事業の中心メンバーとして活躍されていました。そのため既存事業に対する愛着ゆえに、固定概念にとらわれがちでした。また、お互いに本音をぶつけるような議論は避けようとする企業文化もあり、プロジェクト当初は様子を見あう場面が多くありました。そこで、本音を抽出する設問やツール、テンプレートなどを活用しました。また、合宿形式など、業務から離れた環境で議論することで、お互いに本音をぶつけやすくなるように工夫をこらしました。


(タイトルはインタビュー当時)

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